初の中国は北京でした。
GWの最後、5月6日にDevRelCon Beijing 2017というDeveloper Relations向けのカンファレンスが開催されました。元々中国ではDevRelの知名度が低く、日本と近いとあって主催者のDevEcoの人たちと色々連絡を取り合っていました。その関係もあって、CFP(Call for Paper:登壇申し込み)が欲しいと言われていたので送った経緯があります。ということで5月5〜9日まで北京に行ってきました。
実際中国ってどうなの?
行く前の中国に関する印象としては、こんな感じでした。
- 空気汚そう
- インフラ整ってなさそう
- でかい声で喋っている人多そう
- 英語なら何とか生活できそう
空気については、空が黄色く見えるってレベルではなかったです。初日はなんとなく砂っぽい感じがしましたが、街中を離れるとそんなことありませんでした。街中は車が多いので、空気が悪いです。マスクをしている人もちらほら。でも思っていたほどじゃなかったです。聞いた感じでは冬はこんなもんじゃないらしいです。
インフラについては十分整っています。車と自転車と歩行者のルールが分かりづらいので、油断すると交差点で轢かれそうですが。街中でも片側3〜4車線あるので道路が幅広くなっています。中国は全体的に広いです。地下鉄が非常に便利でした。驚くべきことに、地下鉄には中国人もちゃんと並んで乗ります(失礼)。みんな我先に行くと思っていたので意外でした。
モールなどに入ると、日本とほぼ変わらないレベルでした。北京だからかも知れませんが、日本にくる観光地で騒いでいる中国人のイメージとはかなりかけ離れていた気がします。
英語はほぼ通じませんでした。かつての日本がそうだったように内需で十分経済が回っているので、英語を覚える必要性がないのかも知れません。タクシーもお店もレストランも、大抵英語は使えませんでした。翻訳サービスを使って見せたりしていました。
ネットワークは香港SIMをAmazonで買っておいて、それを持っていきました。Airbnbの部屋ではVPNを使っていたのですが、これはしょっちゅう切れるし、接続に時間がかかるのでストレスが大きかったです。かといってVPNがないとFacebookもすべてのGoogleのサービスも使えないので生産性ががた落ちします。
前日の懇親会
前日にはスピーカーとスポンサーが集まって懇親会をしました。ずっと話していて、中華料理を食べれていないのですが、どれも美味しかったです。
DevRelCon Beijing 2017について
当日の参加者は約100名で、オンラインを合わせると約200名と聞いています。DevRel自体は全く知名度が低い中でこの人数が集まるのはさすが中国と言ったところでしょうか。ちなみに中国最大のエンジニアポータルであるCSDNでは5,000万人の中国開発者にアクセスできるとのこと。日本人の約半分が開発者みたいなものです。規模がでかすぎます。
会場の雰囲気はこんな感じです。正直、かなりリッチというかゴージャスなDevRelConになっているなぁという感じがしました。すごく良い感じです。
私は企業がDevRelをはじめるにあたって問題になりがちな3つの課題について取り上げました。後、日本のエンジニアの状況が知りたいということだったので、給与や残業、プログラミング言語などの話もしました。緊張はしていなかったはずなのですが、話し始めたらすごく嫌な汗をかきはじめました…。一応カンペをスライドに埋め込んでいたのですが、専用デバイスでプレゼンしないといけなかったので、それを見ることもできず。
当日は中国語、英語の同時通訳ありになっています。英語の場合は中国語に翻訳、中国語の場合は英語に翻訳と言った感じです。これもレベル高いですね。
発表に使った資料は下記です。
他のスピーカー含めたイベントの模様についてはCodeZineさんに掲載してもらう予定になっています。ぜひそちらをご覧ください。
こういったDevRelに関するカンファレンスを7月29日、日本でも開催します!ご興味がある方はぜひご参加ください!