MOONGIFT編集後記

MOONGIFTのコーポレートブログです

MOONGIFT初のオフ会を開催しました!

MOONGIFTではクライアント企業向けにコミュニティを作るサービスを提供しています。そんな中、自社のコミュニティは存在しませんでした。さらに言えば、オフラインでのイベントも行ったことがありませんでした。今後、企業が生き残っていくためにはコミュニティの存在が欠かせないと考えています。そうした持論を展開していくためにも自分たちで実践的に試してみるのが重要です。ということもあり、11月21日に初のイベントとなるMOONGIFTオフ会 #1を開催しました。

MOONGIFTのCI/ロゴが変わります!

一つ大きな出来事として、MOONGIFTのCI(コーポレート・アイデンティティ)が変わります。これまでは「すべての開発者のために」がコンセプトでしたが、今後は「DX(Developer Experience:開発者体験)を体現する」になります。この辺りは別途記事にしていきます。CIの変更に伴って、ロゴが変わるという発表をしました。新しいロゴは下のデザインになります。一筆書きで表されるロゴで、小文字のgがベースになっています。その中央部にはMも描かれています。

ギフトボックスがベースになっており、MOONGIFTと関わるすべての開発者(プログラマー、エンジニア、デザイナー)が自分の持っているボックスの中に知識を詰めて欲しいという願いが込められています。このロゴは uuuu.to さんに作成してもらいました。

このロゴ変更に合わせて、Webサイトや関連ノベルティなどがすべて変わることになっています。変更は随時行っていく予定です。

この後は初のオフ会に相応しい、すばらしい登壇者の方々のお話になります。

本物とは何か?

最初に登壇されたのはdankogaiさんです。Perl界隈でとてもよく知られたエンジニアであり、最近ではVALUのリードエンジニアでもあります。

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dankogaiさんが話されたのはデジタル時代における本物とは何か、という話です。VALUでは仮想通貨を取り扱っているとあって、どうやって本物を見極め、その価値を保証するかという話をされました。

アナログな時代では通し番号をつけることでユニークさを保証したり、その作りを複雑にすることで偽造を防ぐことができました。しかしデジタルデータについてはすべてのビットを同じものにすれば、それは同一のものと考えることもできます。例としてあげていたのがパクツイです。それが本物(オリジナル)であるかどうかの証明はデジタルの時代において非常に困難です。

そしてブロックチェーンの根幹技術であるレシート周りの話をされました。取引と取引に割り印を押すことで連続性をもって保証されるという表現は非常に分かりやすかったです。

理系から文系に

風呂グラマーとして有名な増井雄一郎さんはオープンソースとの関わりから自分のキャリアをどう形成してきたかについて話をされていました。会社を作って、それを畳んでアメリカへ移住し、さらに日本でCTOをしているといった、かなり面白い経歴を歩んでいます。その中で大事にしているのがオープンにするということだそうです。

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fjでぼろくそに叩かれたり、Web2.0という恥ずかしい名前の会社を作るなど高齢者にしか分からないような話が非常にウケていました。まさに場にいた人たちにストライクな話題です。

元々コードをオープンにするのも普通のこととして受け入れており、オープンソースに対するコミットも非常に強いです。GitHubのスターが多くて転職が優位になったという話や、やりたいことリストを公開することで新しいつながりができるというのもエンジニアとして魅力的な動きではないでしょうか。

そして大事にしていることは「自由」とのことです。自由とはお金、時間、仕事など様々な捉え方がありますが、好きなモノを作れる自由を特に大切にしているとのことでした。

ビジョナリーを大事に

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Connpassの運営元であるBeProud佐藤さんのお話です。所属する会社をどう選択するかという話は非常にためになります。キャリアの貴重な数年を会社で過ごすわけで、そこでの誤った選択は取り返しのつかない問題になる可能性だってあるでしょう。

技術が多彩に存在し、すべてを学ぶ時間はすでにありません。そうした中では明確なビジョンを持って成長戦略を描くのがとても大切です。そしてビジョンを達成するためのミッションを明確にし、それに合わせた目標設定、そして目標を達成するためのキャリア戦略とドリルダウンができます。ビジョンは社会に対する何らかの価値提供というのが一つの目安になりそうでした。

個人と会社のビジョンが一致するのが理想ですが、そうなるとは限りません。自分の目指すビジョンに対して会社に所属する中でどういった経験やスキルが得られるかという観点が重要になります。会社を移るのが良いという訳ではなく、現在の会社でビジョンに近づけるのが一番ベストだと言います。

キャリア戦略はとても大切です。戦略がなければ成長も、発展もないでしょう。しかしその戦略は立てれば良いわけでなく、明確なビジョンのもとに存在しなければなりません。エンジニアのキャリアを考える上で、とても大切な考え方と言えるでしょう。


この後(元々アルコールが入りながら行われたイベントですが)、懇親会が行われました。十分に経験を積んでいるエンジニアの方々が多く集まっているとあって、話の内容が非常に濃いのが印象的でした。

MOONGIFTではコミュニティを通じてエンジニアのキャリアであったり、働き方を見直すきっかけにつなげたいと考えています。特にオープンソースにコミットすることがエンジニアにとって幸せに繋がるというのを知って欲しいです。今後もオープンソース界隈で活躍している方々にお話を聞いていきたいと思っていますので、ぜひご参加ください!

参加方法